狐の嫁入り 意味

「雨が降ると狐の嫁入りという言葉を使う人がいるけど、いったいどういう意味なんだろう」と、疑問を感じている人がいるかもしれません。

ミステリアスな雰囲気を放つ「狐の嫁入り」という言葉ですが、その意味は簡単で「天気雨」を指すものとされています。

「狐の嫁入り」の一般的な意味


天気雨(晴れの合間に突然降りだす雨)のこと

  • なんで「狐」?
  • なんで「嫁入り?」

なんだか不思議なことだらけですよね。

ただの天気雨が、日本ではどうして「狐の嫁入り」と表現されるようになったのか、詳しくお話していきます。

Sponsored Links

狐の嫁入りの意味とは?

狐の嫁入りとは、日が照っているにもかかわらず、雨が降り出す天気を指す言葉として使われることが一般的です。

一方で、狐の嫁入りは本当に「狐が嫁入りをしている姿」を指した、伝承・伝説としての意味合いで使われることもあります。

日本では、多くの地方で狐の嫁入りに関わる伝承・伝説が数多く残されているのが特徴です。

また、現在でも狐の嫁入り関連の神事・催事を行っている地域が存在しています。

Sponsored Links

狐の嫁入りの語源由来となった物語のあらすじ

狐の嫁入りには、語源の由来となった物語が「里の語りべ聞き書き」に収録されています。

物語が気になるという方に向けて、以下であらすじを簡単にご説明していきましょう。

狐の嫁入りの語源由来となった物語のあらすじ(里の語りべ聞き書き)


・昔、山奥に3人の親子が住んでいた

・おっとうが村へ行く途中、いじめられていた狐を助けた

家に帰る途中、嫁入り行列に遭遇したおっとうは、誘われるままに参加し花嫁の家で夜を明かした

翌朝目を覚ますと、おっとうの顔は狐になっていた

困ったおっとうは、そのまま花嫁の家で3年間もてなされながら過ごした

家に残した家族が気になったおっとうは、泣いて引き留める花嫁に別れを告げ家に戻った

家に戻ると顔は人間に戻っており、時間も3日しか経っていなかった

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」と似たような物語ですが、これが狐の嫁入りの語源になっていることがわかります。

Sponsored Links

美狐お紺(おこん)の純愛物語

ご紹介した以外にも、狐の嫁入りの由来とされる物語としては「美狐お紺(おこん)」の物語が存在します。

こちらのお話についても、あらすじを簡単にご紹介していきましょう。

狐の嫁入りの由来?は「美狐お紺(おこん)」の物語


・日照りを解決するため、村は龍神に捧げる生け贄(狐)を捕まえることにした

・人に化けている美しい狐・お紺を捕らえるべく、村の青年竹蔵との偽の結婚式が計画された

・計画に気づいた竹蔵はお紺を逃がそうとするも、竹蔵に惚れていたお紺はその場に残った

・お紺の願いで結婚式は最後まで執り行われた後、お紺は生け贄として捧げられた

・晴れ渡った空から雨が降り出し、村人は喜んだものの竹蔵は悔やみ続けた

こちらは先に紹介した物語に比べ、より雨と狐が密接に関わった物語といえるでしょう。

Sponsored Links

狐の嫁入りにはスピリチュアルな意味もある?

狐の嫁入りにはスピリチュアルな意味もあるとされ、基本的には縁起の良い現象とされています。

狐は農家の敵である鼠を食べてくれることから、古くより穀物の神様である稲荷神の使いとされてきました。

神様の使いの結婚式なのだから、縁起が悪いわけがありませんね。

そもそも雨は農家にとって豊作のための非常に大切な要素のため、狐の嫁入りといわれる天気雨は大変ありがたい現象だったのです。

Sponsored Links

超常現象と狐

狐には神様の使いという神聖な役割を担う一面があったため、昔の日本で「説明のつかない超常現象」は、すべて狐の仕業とされてきました。

たとえば江戸時代に人気のない場所で発火現象が起きていると、人々はその原因不明の光の正体を「狐火」とし、「きっとあそこで狐の花嫁行列が提灯の明かりを照らしているのだろう」と考えていたのです。

晴れているのに雨が降ってくるという、当時の人たちにとっては理由が分からない超常現象が「狐の嫁入り」といわれるようになったのも、そうした由来があったからなのでしょう。

Sponsored Links

狐の嫁入り行列とは?

「狐の嫁入り行列」とは、各地で開催される狐の嫁入りにちなんだお祭りのことです。

中でも有名なのが、長野県筑北村にある里坊稲荷神社で開かれるイベント。

7年に一度、村の男性が女装をして狐の嫁入りを再現するものであり、多くの見物客が訪れるようです。

また、静岡県沼津市でも同様に、狐の嫁入り行列のイベントが開催されています。

こちらは本当の新郎新婦が、仮装した狐の嫁入り行列と一緒に街を回るという内容になっており、狐の嫁入り行列といっても各地で少しずつ試みが違うのが分かりますね。

Sponsored Links

狐の嫁入りという言葉の使い方・例文

狐の嫁入りについてご紹介してきましたが、どういう場面でこの言葉を使えば良いか、分からないという人もいますよね。

そんな人のために、ここでは狐の嫁入りという言葉の使い方をいくつかご紹介します。

「狐の嫁入り」という言葉の使い方と例文


  • 晴れているから外出したのだが、狐の嫁入りというやつなのか突然雨が降ってきた。
  • 今は雨が降っているけれど、多分狐の嫁入りだからすぐに降り止むよ。
  • 昨夜山の方がぼんやり光っていたけれど、狐の嫁入りが行われていたかもしれない。

Sponsored Links

まとめ

今回は狐の嫁入りについて解説いたしました。

現在狐の嫁入りはほとんどの場合「天気雨」を指す言葉ですが、昔はさまざまな超常現象を指す言葉としても使われていたようです。

天気雨に対してこのような表現をするのは日本だけのため、天気雨に遭遇したときはぜひ「狐の嫁入り」という言葉を使ってみてください。

Sponsored Links